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物件 銀座建築探検ツアー

Vol.5 赤レンガ色が特徴の東京銀座資生堂ビル!外観デザインや空間の魅力を解説

2023.10.11
CLASS ROOM WEB-MAG

不動産屋目線が発信するウェブマガジンです。銀座を中心とした建物の話、外国人の方にもおすすめのマニアックな観光地情報。社長や社員のコンテンツは、私たちが目指す会社の未来をご覧いただけます。

銀座最新オシャレ空間探検ツアー

日本有数の繁華街かつ高級商業地である銀座には「魅⼒的な空間」がたくさんあります。カフェ・レストラン・商業施設・美術館などなど…、建築やインテリアや内装にこだわりのあるオシャレな空間に実際に足を運び、取材してお届けします。WEB マガジン<CLASSROOM>を運営する東京中央建物の拠点は銀座。地の利を⽣かして、みなさんにぜひ訪れて欲しい銀座の最新スポットをご紹介します。ぜひ週末に銀座へ遊びに行きませんか?

銀座を歩けば誰もが一度は目にしたことのある東京銀座資生堂ビル。赤レンガ色の外観を持つ建物は、人々に強い印象を与え、銀座の街で独自の存在感を放ちます。今回はそんな東京銀座資生堂ビルの建物を特集!建物の内部の様子やその長い歴史についてもご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

新しく美しい価値を提供する東京銀座資生堂ビル

1872年に銀座で創業した資生堂。東京銀座資生堂ビルは資生堂銀座ビル、SHISEIDO THE GINZAと並ぶ、資生堂グループの拠点の一つ。「新しく美しい価値を提供する」という想いを大切にし、過去にグッドデザイン賞と東京建築賞最優秀を受賞したこともある注目建築です。1919年の市街地建築物法で建築物の高さが31mと制限されていた中、建築基準法改正や中央区と銀座通連合会との協議により、主要道路沿いの建築物の高さを最高56mとすることが決定。実は東京銀座資生堂ビルはこの規定が最初に適用された建物なんです!

赤レンガ色が特徴!親しみを感じる外観デザイン

東京銀座資生堂ビルと言えば、印象的なのが赤レンガ色をした外観。現代ではあまり目にしないカラーですが、昔ながらのデザインを感じて心がほっこりした気分に。銀座の数ある現代的な建物の中に佇んでいる姿は、荘厳でどこか歴史を感じられる雰囲気もあります。外観の特徴として、他にも注目していただきたいのが窓の造り。いろんなサイズや形、デザインのものがあり、目を引かれます。ぜひ長い歴史を持つビルの外観部分の隅々まで観察してみては。

階によって異なる顔を持つ建築設計

東京銀座資生堂ビルの基本設計はスペインの建築家であるリカルド・ボフィル氏が担当。地下2階から11階まであるビルには、資生堂パーラーのショップやレストランをはじめ、カフェ、多目的ホール、サロンなどが入っています。1階は天井を高くして広々とした空間をつくり、4階と5階は吹き抜けにしてクラシカルな雰囲気を演出するなど、それぞれの階で異なる空間を味わえるのがポイント!東京銀座資生堂ビルを訪れる際は、階ごとに出会える空間やデザインの違いをぜひ感じていただきたい!

心を奪う煌びやかな空間!1階の内装に注目

銀座の街から建物に入ると、そこには煌びやかな空間が広がります。ビルの1階部分は上品な雰囲気でありながら、目でも楽しめるショップ。1階、資生堂パーラーの本店にはクッキーやチョコレート、ケーキなど、見た目のかわいらしい洋菓子が並んで、心がくすぐられます。入り口付近の内装は外観と同様、赤レンガ色が使われており、資生堂ビルの強いカラーを感じられます。銀ぶらの際は、東京銀座資生堂ビルの華麗で心踊る世界にぜひ訪れてみてはいかが?

地下1階のギャラリーで資生堂の歴史を学ぶ

建物の地下1階には、資生堂がこれまで歩んできたクリエイティブワークの一端を紹介する企画展が設けられています。第一回目のテーマは「あいだ に あるもの 〜1970年代の資生堂雑誌広告から〜」。1970年代に発売された資生堂の化粧品や香水などを紹介した雑誌広告が並び、ギャラリーはまるで美術館のような雰囲気。今までに目にしたことのない雑誌のデザインや表現を見て新鮮な気持ちになりました。静寂で平和な時間が流れる空間も魅力。時期によって展示のテーマが変わるので、気になる方はぜひ足を運んでみてくださいね!

INFORMATION

施設名:東京銀座資生堂ビル
住所:東京都中央区銀座8-8-3
竣工年:2000年
設計:リカルド・ボフィル
公式HP:https://parlour.shiseido.co.jp/ginza/

WRITER IIJIMA AYA

東京都出身。カナダに高校留学へ行ったことをきっかけに海外に興味を持ち、大学卒業後はワーホリでオーストラリアへ。現地で接客業やエージェントでの仕事を経てからフィリピンやニュージーランドにも渡り、海外で遊牧民のような生活にハマる。帰国後は都内某メディア会社でSEOライターを経て独立。現在はフリーランスとしてメディア記事の編集・構成作成に携わる。オーストラリアのゆるいライフスタイルが恋しい。

I am from Tokyo. After studying abroad in Canada during high school, I became interested in traveling and living abroad. After graduating from university, I went to Australia on a working holiday visa, where I worked in customer service and as an agent before traveling to the Philippines and New Zealand. I fell in love with the nomadic lifestyle abroad. After returning to Japan, I worked as an SEO writer for a certain media company in Tokyo before becoming independent. Currently, I work as a freelance editor and content creator for media articles. I miss the laid-back lifestyle of Australia.

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