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会社 CEO三田正明が行く!クリエイティブ修行の旅

Vol.9 日常を離れて精神を鍛練! リアルな修行をお寺で体験するスペシャルな二日間

2024.02.07
CLASS ROOM WEB-MAG

不動産屋目線が発信するウェブマガジンです。銀座を中心とした建物の話、外国人の方にもおすすめのマニアックな観光地情報。社長や社員のコンテンツは、私たちが目指す会社の未来をご覧いただけます。

CEO 三田正明が⾏く!
クリエイティブ修⾏の旅

昨今ビジネスにもアート思考が重要! と言われるようになりました。銀座の不動産屋の自分たちにも新規事業、問題解決などで、自由な発想⼒が必要とされます。社⻑の私も発想⼒を磨きクリエイティブな⼈になるために、普段からさまざまな⼈に会い、チャレンジを絶やさないようにしています。この挑戦をアートセンスを磨くための“クリエイティブ修⾏”と銘打ち、WEB マガジンでレポートしたいと思います。ものづくりのワークショップや最新のオシャレスポット、スポーツなどなど社⻑三田正明の挑戦からアートなヒントがお届けできたらと思っています。

9回目のクリエイティブ修行は? リアルな修行をお寺で体験してくる、というクリエイティブ修行です。忙しい日常から解放され、自分自身を見つめ直したいという気持ちが高まったのがきっかけです。この記事もクリエイティブ"修行"とタイトルに冠していますが、修行といえば、精神の鍛練。精神の鍛錬といえば、お寺。...ということで京都にある光明院というお寺で二日間のスペシャルな修行体験をさせていただきました。すてきな枯山水の庭園もあり、写真もたくさん撮ってきました。写真とともにお楽しみください。

枯山水庭園が有名な歴史ある寺院「光明院」で修行

今回お世話になった光明院は、京都駅からタクシーで15分ほどの場所にあります。東福寺の塔頭である光明院は1391年に創設された歴史ある寺院で、昭和の名作家・重森三玲が手掛けた「波心庭」と呼ばれる枯山水庭園が有名です。一般参拝客がいなくなったあとに、寺院を貸切って二日間のスペシャルな修行体験をさせていただきました。体験したのは、坐禅、精進料理と講話、夜座、朝の御経、朝の坐禅、お勤め、朝食、といった感じ。ほぼ初めての体験ばかり、そしてお寺というふだんとはかけ離れた環境に身を置くことになるので、未知のものへの期待と少しばかりの緊張感で訪問させていただきました。

若くして修行を終えた住職のもとに修行がスタート

住職は、若くして禅の修行を終えられた藤田慶水さん。穏やかで堂々とした姿がとってもクールに映りました。それもそのはず、講和でお聞きした住職が実践してきた数々の修行に驚愕しました。積み重ねた鍛錬の重みのようなものを感じ尊敬の気持ちがさらに湧いてきました。かすかにライトアップされた波心庭を薄眼で眺めながらの夜座は、タイムスリップをしたような幻想的なものでした。坐禅は、線香一本分と言われる45分ですが、ぐっと集中できたので、体感的には20分くらい。暖房がなくめちゃくちゃ寒かったのも印象深いです。

修行の中で感じる食への感謝 精進料理を味わう

修行でだされる精進料理は明治元年創業の京都の仕出し屋「矢尾治」さんのものでした。若主人から精進料理の歴史や食材についての講話をいただきました。仕出しといえども最終的には寺院で調理されているため、温かくて非常に味わい深いものでした。講話を聞いてから食べることで、食材への感謝の念も自然と湧いてきました。ちなみに朝食は、住職が茹でてくれたうどんを食べさせていただきました。住職の修行時代にはなんと8玉も食べさせられたと聞いたので、とても美味しかった半面、複雑な気持ちになりました(笑)。

早朝のお勤めも経験!リアルな修行に思いをはせる

朝のお経は、住職がゆっくり読み上げていただいているのもかかわらず、唱和に付いていけませんでした。眠気?滑舌?集中力が足りない? 普段しない動き、普段はしない脳の活動に無自覚ながら身体が反応していたのかもしれません。朝のお勤めは、波心庭の細かい雑草むしりをさせていただきました。黙々と作業をし、次第にコツを掴んでペースは上がりましたが、果てしない範囲に渡る作業だったので、結果的にはわずかなスペースの雑草むしりでお勤めは終わりました。すべてにおいて非日常的な、とても貴重な体験ができました。

「心を整える」大切さを日常生活にどう活かすか

修行の一端ではありますが、二日間体験させていただき、普段は感じられない自分の心の在り方に気づいたりと、たくさんの発見がありました。坐禅での無我・無心とは、何も考えないことではなく、物事を客観的に考えることだということも知りました。夜坐で時間を一瞬に感じたように、集中力の高まった状態というのを自身の身体で体感することができました。また「余裕」の重要性もあらためて感じました。日常生活においても、工夫して心に余裕を持つための時間をつくることが必要だとも感じました。修行で感じたこと、体感できたことを、普段の生活に帰った後も意識したいです。心を整えることで、経営者としての深みやブレない軸にもつなげていけたらと思っています。なにはなくとも「僧侶の修行は本当に大変なんだなー!」と心底実感しました。自分を見つめる時間を修行を通してつくること、今回は特別な機会をいただき体験させていただきました!(一般公開はしていません)

INFOMATION

光明院
住所:京都市東山区本町15丁目809
TEL:075-561-7317
拝観時間:午前7時頃〜日没(季節により変動)
拜観料:500円
公式HP:https://komyoin.jp/

CHIEF EDITOR MITA MASAAKI

東京中央建物二代目社長。2022年ホームページリニューアルの際に、自社メディアとしてホームページ内にWEBマガジン『CLASS ROOM』を立ち上げ、編集長に就任。勤務地であるよく知る銀座や本業で関わる建物を掘り下げることが、価値ある情報になるのではとWEBマガジンを運営している。社長就任にあたって取り組んだ会社と社長個人のブランディングを通して、アートやデザイン、スポーツ等の魅力を知る。趣味はランニング・旅行・ワークアウト・カフェ巡りなど。

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