Vol.5 全国放送で語った多文化共生への想い

不動産屋目線が発信するウェブマガジンです。銀座を中心とした建物の話、外国人の方にもおすすめのマニアックな観光地情報。社長や社員のコンテンツは、私たちが目指す会社の未来をご覧いただけます。
CEO 三田正明が⾏く!
クリエイティブ修⾏の旅
昨今ビジネスにもアート思考が重要! と言われるようになりました。銀座の不動産屋の自分たちにも新規事業、問題解決などで、自由な発想⼒が必要とされます。社⻑の私も発想⼒を磨きクリエイティブな⼈になるために、普段からさまざまな⼈に会い、チャレンジを絶やさないようにしています。この挑戦をアートセンスを磨くための“クリエイティブ修⾏”と銘打ち、WEB マガジンでレポートしたいと思います。ものづくりのワークショップや最新のオシャレスポット、スポーツなどなど社⻑三田正明の挑戦からアートなヒントがお届けできたらと思っています。
東京中央建物代表取締役の三田正明です。2025年8月、BS11「耳より!Bizトレンド」の全国放送で当社の外国人向け賃貸事業「TOKYO APARTMENT INC.」が紹介されました。過去最多340万人の外国人が日本で暮らす今、言語や文化の壁を越えて「住まい」から始まる多文化共生社会の実現を目指す当社の取り組みを、全国の視聴者の皆さまにお伝えできたことは大きな意義があったと感じています。メディア出演により、この事業の社会的価値を改めて実感し、前社長である父をはじめ、スタッフや関係者の皆様に喜んでいただけたことを何より嬉しく思っています。
全国放送への出演が実現した背景

BS11「耳より!Bizトレンド」からの取材依頼をいただいた時、正直驚きました。当社が手掛ける外国人向け賃貸仲介事業「TOKYO APARTMENT INC.」が、全国規模のメディアに注目していただけるとは思ってもいませんでした。日本に暮らす外国人が過去最多の340万人に達し、円安効果や企業の日本再進出、高度外国人材の採用増加など、様々な要因で「暮らすことを前提に日本を選ぶ」人々が確実に増えている社会背景が、このような注目につながったのでしょう。メディアの方々も、この変化を敏感に捉え、その中で生まれる課題と解決策に関心を持ってくださったのだと思います。
見えない壁と向き合う現実

日本の賃貸市場には実は「外国人NG」という見えない壁が根深く残っています。しかし、長年この業界で仕事をしてきた経験から、これは決して悪意によるものではないと感じています。言語の壁、文化的な先入観、保証人制度などの契約上の不安...これらは「知らないこと」への不安から生まれています。実際に、私たちは多くの大家さんから「貸したくても、どう対応していいかわからない」という声を聞いてきました。この現実と向き合い、信頼関係を築くことで壁を少しずつ崩していくことが、私たちの使命だと考えています。双方の理解を深めることで、必ず解決の道は見えてくるはずと信じています。
TOKYO APARTMENT INC.の使命と取り組み

私たち東京中央建物の事業のひとつであるTOKYO APARTMENT INC.は、首都圏に中長期で滞在される外国人の方に向けて、お部屋探しから入居後の暮らしのサポートまでをワンストップで対応する不動産エージェントです。単なる仲介業務にとどまらず、「住まい」から始まる異文化理解を広げていくことを目指しています。言語サポートはもちろん、日本の生活習慣や文化についての説明、契約時の丁寧なサポート、入居後のトラブル対応まで、外国人居住者と日本人大家さんの両方が安心できる環境を整えています。この取り組みを通じて、多文化共生社会の実現に少しでも貢献したいと願っています。
メディア出演で得た社会的意義の確信

BS11での放送後、多くの方から温かいメッセージをいただきました。短い放送時間でしたが、私たちの取り組みが全国の視聴者の皆様に伝わったことを実感しました。メディアに取り上げられるということは、単なる宣伝効果以上の意味があります。それは「この仕事は社会的に意義がある」と外部から評価された証拠だと感じています。日々の業務の中では見えにくい社会的価値を、第三者の視点で客観的に評価していただけたことで、私たちの方向性が間違っていないという確信を得ることができました。この経験は、今後の事業展開においても大きな励みとなります。
家族と仲間への感謝、そしてこれから

今回の全国放送出演で何より嬉しかったのは、前社長である父親をはじめ、会社のスタッフ、そして関係者の皆さまに喜んでいただけたことです。父は「息子が全国放送に出るなんて」と本当に喜んでくれました。いい親孝行ができたと思います。また、日頃から私たちの取り組みを支えてくれているスタッフの皆さんの努力が、このような形で報われたことも嬉しく思っています。この経験を糧に、多文化共生社会の実現に向けて、さらに歩みを進めていきたいと思います。住まいから始まる異文化理解の輪を、もっともっと広げていきます。 アーカイブはコチラ【2分30秒】 ▼BS11公式YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/watch?v=xEmgvcvRvb0&t=12s ▼外国人向け仲介事業 TOKYO APARTMENT INC. https://tokyoapartmentinc.com

東京中央建物二代目社長。2022年ホームページリニューアルの際に、自社メディアとしてホームページ内にWEBマガジン『CLASS ROOM』を立ち上げ、編集長に就任。勤務地であるよく知る銀座や本業で関わる建物を掘り下げることが、価値ある情報になるのではとWEBマガジンを運営している。社長就任にあたって取り組んだ会社と社長個人のブランディングを通して、アートやデザイン、スポーツ等の魅力を知る。趣味はランニング・旅行・ワークアウト・カフェ巡りなど。
現在、no+eでブログを執筆中。
ギンザの不動産会社の社長がマイノリティの立場で考える「誰ひとり取り残さない賃貸」
https://note.com/mitamasaaki/